神戸高速鉄道の運賃について

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神戸高速鉄道とは

神戸市内に東西線と南北線を持つ鉄道会社で、西は山陽電車西代駅 東は阪神元町駅、阪急三ノ宮駅。
北は神戸鉄道湊川駅までの線路を所有する鉄道会社である。
鉄道施設のみを保有し、車両を持たず運行も行わず各社で運用する形を取る第3種鉄道事業者である

神戸高速鉄道 HPより

開通前は各鉄道会社がそれぞれ神戸の中心部(当時の市役所は新開地)より離れた場所にターミナルがあり、それを市電(路面電車)でつなぐ状況でした。この四社の鉄道を直接つなぎ相互運転を目的として鉄道が1968年に建設されました。路面電車(軌道線)と違い鉄道線となるため 高速 と称される。
この結果、阪急、山電、阪神が相互運転となり、神鉄は新開地で乗り換えできることとなり利便性が向上し、播磨地区と阪神地区の移動に多大なる貢献をしてきたといえる。

問題点は?

神戸高速鉄道は各社で相互運転を行っているが、別鉄道事業主としているため初乗り運賃(130円)が加算される。
そのため、例えば阪神梅田駅から西元町駅に行く場合、450円(梅田ー元町 320円、元町ー西元町130円)になり、阪急梅田から花隈に行く場合も450円となります。同様に新開地駅=春日野道駅の場合、260円(春日野道ー元町 150円、元町ー高速神戸 130円、乗り継ぎ割10円引き)
同区間をJRで換算すると大阪駅ー神戸駅 410円、灘駅ー神戸駅 160円となり、私鉄が割高になる。
ちなみに春日野道ー西元町間は3kmにも関わらず260円となるが阪神電鉄だけだと15.8km先の甲子園まで270円でいける金額です。
神戸市中央区民が多く利用する区間(西元町、花隈、高速神戸駅)について距離の割に非常に高い料金を払わされている状態です。

今後


現在 高速神戸鉄道は阪急阪神HDの子会社となっており、神戸市の持ち株比率は25%となっている。
したがって神戸市主導での値下げは難しい側面がある反面、市の利益分を還元することで短距離区間の乗継割引の設定は可能と考える。
神戸市中央区民のためにも値下げを強く押していきたい。

阪神電気鉄道ハンドブックより

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