ウォーターフロントへの回遊性について

政策

 神戸市では、これまでウォーターフロントエリアの再開発を積極的に進め、昨年12月には、今後取り組むべき施策の方向性を示す「神戸ウォーターフロントビジョン」を策定されました。今後も大規模アリーナの整備やポートタワーのリニューアルが順次予定されており、さらに多くの利用者が訪れることを期待しています、再開発に合わせて、新神戸・三宮からのアクセスやウォーターフロントエリア内の回遊性を高める必要がありますが、これまでの取り組みと今後の展開について、お伺いします

回答 久元市長

まずあの新神戸三宮方面からウォーターフロントエリアへのアクセスにつきましては、令和3年4月から新たな公共交通システムとして、連節バス Port Loopを運行することといたしました令和4年度は新神戸駅までのルート延伸、新たなバスの整備などを行ったところです。

今年度は、新神戸駅、神戸駅への乗り入れに向けた整備を予定をしております。

今後の展開ですけれども、移動需要の変化、あるいは道路環境の変化に伴う将来の自動車交通量の推移などを注視しながら、将来的なBRT LRTのを導入につきまして引き続き検討を進めていきたいと考えております。

一方ウォーターフロントエリア内の回遊性ですけれども、令和4年度に5人乗りモビリティによる社会実験や電動キックボードの試乗体験会を企業の協力のもとにメリケンパークで実施をいたしました。

5人乗りモビリティは、安全に走行でき、回遊性向上に期待できる反面、コストや道路交通法上を走行できる範囲が限定されるといった課題が明らかになりました。

一方電動キックボードにつきましては、今年の3月から市内中心部でサービスを開始をしておりまして、7月1日に改正道路法が施行されれば、これまで走行できなかった国道2号線を横断して、三宮からウォーターフロントエリアにはPAの走行が可能となります。

今後走行エリアの拡大に合わせ、ウォーターフロントエリア内にポートのを設置を事業者に働きかけ、回遊性向上の一つのツールとしてか活用していきたいと考えております。

今後の展開を考える上では、ハードの対策も重要です。

多くの王妃、人々で賑わうハーバーランドを高浜岸壁とかもめりあの間に、新たな歩行者デッキの整備も進める予定です。

また京橋エリアでは、阪神高速道路の大規模改修に合わせて、船だまりを埋め立てメリケンパークから新港第1突堤までの海沿いのプロムナード整備を計画をしております。

2024年、令和6年の春には、神戸ポートタワーがリニューアルオープンをいたします。

令和7年2025年4月には新港突堤西地区の大規模アリーナがの開業が予定をされております。

こういう動きを追うをしっかりとこの機会を捉えまして、ご指摘いただきました、新神戸三宮からのアクセスのを向上、ウォーターフロントエリア内の回遊性向上に向けて、しっかりとスピード感を持って取り組みを進めてまいりたいと考えております。

再質問

 ウォーターフロントの再開発が進む一方で都心からの動線について私も三宮駅前からウォーターフロントのアリーナの予定地まで実際歩いてみましたけども、大体30分ぐらいかかります。その間工事中というのもあるんですけども、人を誘うような賑わいというのもまだまだなくてですね、心理的にやっぱりどうしても遠く感じてしまうっていうのがありました。

 エリア内のハード面、あのループバスであるとか、建物であるとか進めるだけではなくてですね、動線の賑わいを生み出し、回遊性を高め、人を誘導していく取り組みが重要であるのではないかと思います。例えば、大阪城ホールではですね、JRの大阪城公園駅前から城ホールまでの間っていうのがですね、再開発され数百mにわたってカフェやレストランというのができました。それによりホールまで行く道のりで、すごくイベントに向けてのワクワク感というのが創出されるのではないかと思います。

 都心とウォーターフロントを結ぶ動線にですね、例えば、神戸らしい屋台とか、カフェ、キッチンかそういうものをですね許可していただいて、民間事業者を活用した取り組みが必要ではないかと思いますがご見解をよろしくお願いします。

おっしゃる通りだと思います。

元々ですねウォーターフロントを実際に歩いてきた場合に、人の流れがフラワーロードをずっと南下をし、ウォーターフロントに行く人の流れがですね、大体国際会館ぐらいで止まってたんですね。

今もそうです。

そこでどうしたらいいのかっていうことをやはり、何といってもこの市役所2号館、これを再開発をしてそこに庁舎だけではなくて、にぎわい施設を作る。ホテルも誘致をするという発想。それから東遊園地、これもかつてむき出しのグラウンドでですね、昼休みも市役所の職員が2 、3人、ランニングしてるだけだったんですよ。これではいけないということで、芝生化し、そして今回思い切ってリニューアルをいたしました。

それからこども本の森がその前にもできています。それからKIITOもかなり閑散としていましたけれども今はコワーキングスペースを作って、かなり賑わいもできましたウォーターフロントが次々にこう変わっていけば、人の賑わいも出てくると思いますけれども、残念ながら今、点になっている、これを点を線にし、面にしていくっていう取り組みをあらゆるアイディアを結集してやっていかなければなりません。そのときにやはり魅力的なのはですね、例えばキッチンカーとか、それから、ご指摘ありましたような夜市とか、既に東遊園地でのファーマーズマーケットは定着しておりますけれども、こういうような取り組みをですね、東遊園地だけではなくて、メリケンパークでもっと積極的にやっていくということをぜひやっていきたいというふうに思っております。これは民間事業者の発想が非常に大事ですからいろいろな方々の参入ををいただきながらですねご指摘を踏まえ、積極的に取り組んでいきたいと思います。

ぜひですね積極的にオープンカフェや店など、出店を強化していただければと思います。できればですね、その際にですね、地元の方から聞いたんですけど、出店料が高いっていうところもご相談されましたので、ぜひ地元の企業であるとか商店街のお店とか、こういうところをですね積極的に出店しやすいような、そういう方策っていうのもお願いしたいですし、月ごとに交代するような、そういう出店方式でもいいと思いますので、ぜひともこの中央区の商店街も活性化できるような方策、よろしくお願いします。

解説

まず、実際にウォータフロントまで歩いたという動画についてはこちらをごらんください


今回の質疑で 市長から 「高浜岸壁とかもめりあの間に、新たな歩行者デッキの整備」という発言がありました。
かもめりあとは観光船ののりばがあるところになります、現在モザイクから弁天橋歩道橋がすでにあるがそれとは別に新規に遊歩道を整備する計画ですがこれは今回始めて発表されました
現在は岸壁からかもめりあに行く場合、若干の迂回が必要となっている

ここに歩道橋を整備するのではと考えられる、実際にいつ頃工事するのかについては今後問い合わせていきます。

船だまりを埋め立てメリケンパークから新港第1突堤までの海沿いのプロムナード整備を計画」現在合同庁舎の裏にある船だまり地域については、阪神高速神戸線の高架橋架替工事の予定があり、それとあわせて埋め立て計画があります。


メリケンパークから第一突堤までのプロムナードを整備するとのことで、ウォータフロント地区とメリケンパーク、モザイクの動線を確保する

2025年にかけて神戸アリーナなども整備され人の移動も多くなります。三ノ宮駅、元町駅からの動線上に神戸らしいオープンカフェや出店など見て楽しめるものを配置し移動中も楽しめるようにするためにも出店許可を出していってほしいと思います。
今後、LRT(路面電車)や地下鉄の整備の計画が出てくると思われるがどうするにても多額の税金が必要になる、ハード整備も必要だが、ソフト面をしっかりと強化するべきでしょう

コメント

タイトルとURLをコピーしました